BAND-MAID「Memorable」ラブレターのような歌詞に対する海外の反応(リアクション)

2023/02/25

Memorableイメージ画像

永遠に同じ場所にとどまっている訳にはいかない。アーティストに限らず誰にでも言えることだ。

22日深夜0時、BAND-MAIDが新曲「Memorable」をリリース&公開(MV)した。その数時間前、Twitterで告知されていたが詳細は不明だった。

その正体が明らかになったわけだ。

東京ガーデンシアターお給仕(2023/1/9)で初披露されたバラードナンバーがあることは知っていたが、、

今回も例のごとく海外のBAND-MAIDファンによる、リアクション動画が数珠つなぎに投下されている。

それらを15本近く視聴し気分が高揚したタイミングで記事に取りかかっている。

「Memorable」を百人一首(恋の歌)になぞらえる?

BAND-MAIDの新曲「Memorable」だが、なんだか海外のファンに宛てたラブレターみたいだ。彼の地にはメイドたちを創世記から支え続けたロック好きオヤジが大勢いるようだ。

日本の場合は、BAND-MAIDはガールズバンドのひとつ?そもそもロックエッセンスを吟味できる層は限られている。いい意味で全てのジャンルがプログレ化している。

話を戻そう。

この曲は2022年に行われた、弾丸USツアーの真っ最中に書かれたそうだ。

ファンへの感謝の気持ち、彼の地に立った高揚感。そんな思いを強く抱きしめて離さない。

海外のリアクターの中にはMVを見て涙する者までいた。この感傷はオヤジ世代にしか理解できないだろう。置き去りにしたタイムカプセルから溢れ出す、我が青春の光ってやつかもしれない。

ロックを身にまとった5人の女神に恋しているのだ。

それでも5人のメイドは、ここではない何処かへ向かっている。この時を憂いながらも、彼の地で何度でも再会しようということらしい。

はて?この感じどこかで、、

このメイドとファンのやり取り(Memorable)が、なんだか「百人一首」の恋の歌を彷彿とさせる。

ちょっと妄想がてらピックアップしてみた。

差出人:メイド(第七十七首 崇徳院)

瀬を早み 岩にせかかる 滝川の われても末に あわむとぞ思ふ

意味:「流れが早く大きな岩に当たって流れが二手に分かれても、いづれまた一つの流れになる急流のように、今はあなたと離れているけれど、必ずまたお逢いしよう」

差出人:ファン(第五十九首 赤染衛門)

やすらはで 寝なましものを 小夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな

意味:「あなたが来ないならためらう事もなく寝てしまえるのに、夜は更けて、沈んでゆく月をいつまでも見ている」

女神を待ちわびて、ひとりかもねむ状態のファンを絶妙なタイミングで優しく包み込んでしまった。

それが「Memorable」の正体だ。

一網打尽とはまさにこのこと。

個人的には、この楽曲の天蓋を突き抜けそうなほど高鳴る、小鳩ミクの「This time~♪」のところがお気に入りだ。あの声質は素晴らしいね。

※バンメのラブレターは、もちろん日本のファンにも分け隔てなく届けられたよ。(後付w)

BAND-MAIDの未来?海外の反応(コメント読み)

個人的にパワフルに引き裂くようなロックナンバーを待望していた節もある。そして「Memorable」に関しては、BAND-MAIDへの向き合い方で賛否が分かれそうだ。

ワイみたいな"にわか"にしてみれば、良い曲だけど「Daydreaming」や「about Us」のほうが好きだな_となる。ここは正直に言う必要がある。あと「Wonderland」とか、、

今回も日本のファン向けに、海外の反応をYouTube(リアクション動画)から拾ってみたのでチェックしてみて欲しい。

コメントは自動翻訳をある程度自然な日本語に編集している場合がある。

()カッコ内はワイの心の声。

・一音一音に、懐かしさから心からの感謝まで、感情の渦を感じました(サイキの表情豊かなボーカルは健在だったね

・サイキのボーカル、ピュアで本物(ワイは最近、サイキの歌い上げる感じに違和感を感じたりする

・米国のファン層向けの「About Us」です。それ以上の感触を得ることはできません(about Usとはフォーカスの違いこそあれ、この意見がワイの肌感覚に近い気がする

・音楽に幅があって飽きない それでいて散漫なところは無くて一貫してBAND-MAIDの音を奏でてる BAND-MAIDが大好きだ! (純粋に素敵な時間を過ごせる曲だからね

・バンドメイドは私が嫌いな曲を作ったことはありません(BMがBMを裏切らない限りそれは続く、、

・悪い曲でもなんでもない、ただ僕のローテーションに入らないだけだ(入れよか~♪

・アメリカのファンへの感謝のメッセージです。これは私たち日本のファン向けではないので、「英語が多すぎます」(そんなに多いかな???

・わざわざシングル配信するようなクオリティではないかな。なんか平凡だし退屈なバラード(そこがね~BAND-MAIDとの向き合い方の違いが現れる部分なんだと思う

・砂漠は、Covid 19の閉鎖中に彼らが感じた長い孤独を象徴しています(広大な砂漠には、このバンドの過去と未来が同居しているみたいだよね

・ベースラインがかっこよすぎる。メロディーも素晴らしいです。今一番好きなバラードです(もう少し耳を凝らして聴かなければ;;

・彼らがファンへのラブレターを歌の形で書くのはとてもクールです...(同意です、今回の記事の趣旨でもある

・作詞は「小鳩ミク・斉木」。実際のコンサートには、高低、熱気と冷気、興奮と静けさという流れがあります(東京ガーデンシアター参戦者の感想なり

・プレスリリースによると、ロケシーンはLA北部のモハベ砂漠にあるランカスター地区で撮影された(壮大なロケーションが様になるバンドになったよね

「Memorable」に対しては、昨年のUSツアーが下敷きとなっているせいか、好意的な意見が圧倒的に多かった。

それら全てがBAND-MAIDのもつ勤勉さ、多様性、奥行き(キャリア)がなせる技ということで締めたい。

今回「Memorable」のリアクション動画を15本以上視聴し勝手に吟味した結果、こちらの作品(リアクター)をベストリアクションとしてオススメする。

BAND-MAID リリース情報~

絶妙なタイミングについて、、

2023年は結成10周年を迎えるBAND-MAIDにとって記念すべき1年である。そして世界征服へ向けた終わりの始まりでもある。

小鳩ミクは「世界中でBAND-MAIDのことを知らない人がいない」、それを世界征服達成の条件にしている。

やはり「Memorable」に浸っている暇はないということになる。

「10TH ANNIVERSARY TOUR」が控えているが、USツアーを繰り返しているだけでは世界征服の達成は難しいだろう。

メイドの本気はまだまだこんなモノじゃないと信じている。

チケットにしても映像作品にしても枯渇するほどの栄光を手に入れて欲しい。

そしてこの記事を読んでいるお前らも頑張れ!