クラウドワークスにワーカー登録したけど、ライティング案件が取れないと嘆いている人をたまに見かける。
ワイが初めてライティング案件を受注したのが2017年。いまでは多くの人が知る某Webサービスの紹介記事をブログに掲載して12,000円ほど報酬を得た。その後も同様の案件を数件こなし、2週間で4万円ほど稼げた記憶がある。
その他WordPressのプラグインを用いたサイト作成や、ブログ運営の代行なども受注した。当時を振り返ると、ブログを運営していて良かったなと思う。ブログがライティング案件を受注する際のポートフォリオの役割を担ってくれたからだ。
おかげで3〜4割くらいの確率で受注に結びついていた。
クラウドワークスを通じて知り合ったクライアントと、その後3年以上に渡って直接取引が続いたこともある。そういった様々な幸運に恵まれて今日に至る。
今回は、Webライター兼ブロガーとして細々と生き延びてきたワイが会得した、クラウドワークスにおける案件の勝ち取り方を提案してみる。
ライティング案件が取れない時の工夫
クラウドワークスで実績のないWebライターが仕事を取るために出来ることは2つしかないように思う。それは自分を安売りするか、今すぐ実力を証明するかだ。
高望みしなければ、仕事はたくさん存在するわけで。
実績(評価)もポートフォリオも存在しないWebライター初心者でも、文字単価0.1円レベルのドサ回り案件ならライバルは一気に減り受注確率も大幅にアップする。
このゾーンでは適当な記事を書いて安月給を稼ぐ負のループにハマらないことが大切だ。適当な記事とは、ネット情報を切り貼りしただけの独自性のない記事のこと。芸能(エンタメ)ジャンルでは、コピーコンテンツと見なされなければ良しとする風潮があるため、ライターとして成長するのが難しい。
ライティングで稼げる感覚を掴めたら勇気を持って次のステップに進む。ここからは先は、少しずつ文字単価の高い案件に手を伸ばしていく。
たとえば文字単価1円の案件に対して、あえて下方修正して0.5円の条件提示で応募してみる。警戒される可能性もあるが、同時に興味も持って貰えるだろう。
そして応募の紹介文には、自身のスキルや経験を可能な範囲でわかりやすく記載する。ライティングと一見関係なさそうな経歴がクライアントの目に留まることもある。
以前クレジットカード関連の案件に応募したとき、紹介文に会社員時代に経験した倒産にまつわるエピソードを書き添えたことがあった。その後、テストライティングを経て「クレカ」と「倒産」で2記事受注へとつながった。多くの場合、実体験を伴ったSEOライティングは価値が高く優遇される。
それは将来的に貴重な実績(ポートフォリオ)として役立つことにもなる。
記事を完成させた状態で応募する
ライティング案件は受注後(契約後)に、詳細な構成やキーワードが伝えられるのが普通だ。しかし募集段階で「テーマ」や「キーワード」が公開されている場合もある。
もはや実績やポートフォリオの提示といった工程を省いて、自己紹介がてら完成した記事を添付して応募するのだ。クライアントが記事を気に入ってくれれば、募集期間の終了を待たずに契約が成立し報酬が確定する。
ワイも何度かこの方法で成功したことがある。
一般的なルールから外れるやり方だが、評価も実績もない新参者が最速で契約を決めたいならインパクトのある手段が必要になる。だたし不採用だった場合、1円も稼げないばかりかライターとしてのプライドもへし折られることになるので覚悟がいる。
※記事の構成やキーワードについて、契約前でも相談すれば教えてくれるクライアントもいる。
テストライティングの闇について
クラウドワークスに限らず、Webライターは事前に"テストライティング"を求められることがある。
例えば最初の1記事は3,000文字で1000円(文字単価0.3円)の報酬。納品された記事に問題がなければ本採用となり文字単価もアップする。
結果的に本契約が見送られた場合、テストライティングで納品した記事はクライアントの所有物となる。それなりの実績を持つWebライターであれば、文字単価0.3円の仕事を進んで引き受けるなんてまずありえないので落胆は計り知れない。
・・・(虚無)
問題は不採用前提のテストライティングで、ライターの労力を搾取しているクライアントが存在することだ。
そんな意図があれば、こちらが記事の修正を申し出ても取り合って貰えない可能性が高い。ハズレ(悪質なクライアント)を引いたと思って諦めるしか無い。
ライター側がとれる対策としては、本契約とテストライティングの報酬があまりにかけ離れている場合は応募を見送る。そもそも一定の基準を満たすライターでなければテストライティングに参加して貰う意味がない。本契約する気がないからテストライティングの単価も安いと考えれば辻褄が合う。妄想が過ぎるだろうか?
そういうクライントに限って募集実績がほぼなかったり、プロジェクトの完了率が低いといった傾向がみられる。
ライティングで稼ぎたくて応募したはずなのに、外部サイトに誘導されて情報商材を売りつけられるなんてこともある。
クラウドワークス
は知名度が高く安全とされるプラットフォームではあるが、孫請け案件が多く労働力の搾取が絶えない場所でもある。美味しい話には騙されないように注意して欲しい。
とはいえ労働力を即日現金化できるWebライターのメリットは計り知れない。